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裏切りを魅せる第2回大会

午前〜人気ボードゲームフェイズ〜
▲金脈を目指して坑道を掘り進む
まず遊んだゲームは
お邪魔者」。

このゲームは、各人ドワーフとなって坑道を掘り進み、金脈に辿り着くことを目指すカードゲームです。ただし、全員が良いドワーフという訳ではなく、金脈に辿り着くことを“邪魔”することが目的のドワーフもいるところがポイント。

お邪魔者が誰かが分からないだけでなく金脈の位置も全く分からない、という暗中模索状態からスタートし、鉱脈の地図などお役立ちカードを入手した人の動向からお邪魔者が誰か、金脈はどこか、を推理していく・・・という推理ゲームになっています。
▲掘り進むのに必要な道具の数々
▲良いドワーフと“お邪魔者”
ただ、得点のルールや勝利条件の内容などが、(プレイに慣れないうちは特に)お邪魔者に有利なため、今回もお邪魔者が勝つ場面が多く見られたようでした。遊んだ皆さまからは「駆け引きが分かりづらく、単調な展開になりがちですが、慣れてくると遊べるようになりそう。」「勝ち目が無いのにゲームをしないといけない回があるのが辛い。」など全体的に渋めの評価を頂きました。

▲推理の舞台となるスコットランドヤード
次に遊んだのはドイツの名作ゲーム
1983年ドイツ年間ゲーム大賞
スコットランドヤード」。

発売されてから20年たった今でも日本で発売が続けられているなどその人気っぷりは絶大なゲームで、通常のボードゲームと異なり参加者のうち一人だけが怪盗Xとなり、残りは刑事役となるという立場の非対称性が特徴的。

刑事側の参加者は協力して怪盗Xを追いつめる楽しさを、怪盗X側は刑事側の敷いた包囲網の裏をかく痛快さを、簡単なルールで味わえる名作ゲームなのですが、今大会では果たして・・・
▲目線を隠すためにつける怪盗Xのサンバイザー
▲逃亡計画が記された怪盗Xのノート?
大会ではすぐに捕まる怪盗Xだらけ!これは怪盗Xが悪かったというよりは刑事側の連携力が見事だったおかげだったのでしょう、きっと(笑) とはいえ数度チャレンジする内に見事逃げ切った怪盗Xも現れ、「あ〜二択まで追い込んだのに逃げ切られてしまった〜!」と悔しがる刑事側の姿も見られました。

参加者の皆様からは「名作ゲームだと思いました。誰でもすぐ分かる思考回路で遊ぶことができて、しかも不快感が少ないところが良いですね。」「逃げる経路の可能性が広いが、ふとやられるというバランスが見事」「久しぶりに遊びましたがやはり良いゲームです。逃げ切れなかった(泣)」など多数のコメントを頂き、今大会一番の盛り上がりを見せたゲームの1つとなりました。

▲吸血鬼の舞台となる欧州の地図
スコットランドヤードが遊ばれていたその横では
これまた参加者の非対称性が特徴的なゲーム
フューリー・オブ・ドラキュラ(旧版)」が遊ばれていました。

上記で紹介したスコットランドと同様参加者のうち一人だけがドラキュラとなり、残りは吸血鬼ハンター役となるゲームなのですが、逃げ回るだけだった怪盗Xと違いドラキュラはハンター側を襲って来るところが最大の違いでしょうか。

今回はこのゲームを何度も遊んだ方がドラキュラ役となり、このゲームを初めて遊ぶ3名がハンター役となって遊びました。運営者の私も参加したのですが…
▲吸血鬼を退治するための杭や十字架
▲吸血鬼側から見た吸血鬼スクリーンの中身
結果はドラキュラの影を踏むこともなく大敗!哀れ欧州はドラキュラの手におちることとなってしまいました。うーん、吸血鬼と一度くらいは戦ってみたかったなぁ。吸血鬼を追いつめるための方法論がスコットランドヤードに比べて少し難しく、そこが大敗の原因だった模様です。ゲーム慣れして来ると吸血鬼との激しい戦いが楽しめそうなので、またいずれチャレンジしたいなぁというわけで、再販された新版を購入することを決意する運営者なのでした。

参加者の皆様からは「ホラー好きなのでとても楽しめました。雰囲気が良いですね。」と吸血鬼の影に脅かされる中世ヨーロッパの雰囲気に浸れる点を評価するコメントを頂いた一方で、「追い詰めるためのセオリーを知らない初回プレイ時は厳しいゲームになりそう」など思考回路形成の難しさを指摘するコメントも頂きました。

午後〜コンセプトゲームフェイズ〜
▲タイルで形成されていく恐怖の館内
さて午後は今回のコンセプトである 「裏切りを魅せる」ためのゲーム 「丘の上の家の裏切り者」 にチャレンジして頂きました。 参加者は、舞台となる幽霊屋敷の中に迷い込んだ探索者となって、屋敷の謎を探っていき、その中で様々な予兆に出遭いつつも様々な手がかりを得て調査を進めていき・・・ そしてある程度調査が進むと、いよいよ邪悪の化身となる怪異が出現!さーどーする!というホラーの定番のような展開を楽しむゲームなのですが、その時に探索者の一人が“裏切り”怪異の手下となって他の探索者の敵に回ってしまうところが、とにかく面白いこのゲーム。
▲館で待ち受けるホラーイベントの数々
▲50のホラーストーリーが収録されたシナリオ本
大会では、いきなり地下に落ちて人知れず地下室でクモの巣と格闘し(絡まり)続ける探索者がいるかと思えば、頭の中に響く気味の悪い声に怯えて発狂寸前に追い込まれる探索者もいたり、一方では血まみれのスピアを手に入れてほくそ笑む探索者もいたりと、種々多様に幽霊屋敷の調査は進み…
 
遂に現れた怪異を前に、裏切り者と探索者側の死力を尽くした戦いが行われ、探索者側は尊い犠牲を出しながらも何とか怪異を撃破することに成功したのでした。どのような怪異が現れるか、そしてどのような戦いが行われるか(必ずしも戦うとは限らず逃げ惑うだけのこともありますが)は、50ものストーリーが用意されているため何度も楽しめるようになっているところもこのゲームのとても良くできたところでしょう。

参加者の皆様からは「今回は不慣れな面もあったためスムーズにプレイできないところもありましたが、展開が色々広がりがあるので何度か遊んでみたい。」「ルールの解釈で苦心するところもありますが、可能性の高いゲームだと思います。」「ホラー好きにとってはたまらないゲーム」「4人くらいでも新しい楽しさを味わえるところが良い」など多数のコメントを頂きました。

シナリオブックの表記などに曖昧な点が多くルールが不明瞭なため、その解釈のためにゲーム進行が停滞する場面が今大会でも見られましたが、新しい面白さに満ちている点やこのゲームが生み出した面白さの先にある可能性に魅せられた方が多かったようで、頂いたコメントも全般的に肯定的なものが多いのが印象的でした

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