トップ  >  ボードゲーム  >  コンセプトゲーム会 第13回レポート

紀元前の文明を制覇する第13回大会

午前〜人気ボードゲームフェイズ〜
▲もうバカゲーとしか思えないパッケージ。
『キャッシュ&ガンズ』は午前中の投票ゲームで遊ばれました。夏の買い物の戦利品の1つです。先輩後輩コンビで仁義なき撃ち合いが発生したり最後に弾切れでトップが撃たれずに逃げ切ったりしていました。
二回目は捜査員入りで遊びましたがまた雰囲気が変わって面白かったです。捜査員は電話をかけることに成功したものの最後に撃ち殺されてしまいました・・
▲生き残ったギャング達の分け前は平等に分けられます。
▲緊張の一瞬。命を狙われたのは誰だ?
ギャングになって、仕事の分け前を奪い合うゲームです。みんなで平等に分け合うのですがそこはギャング、「誰か減った方がきれいに分けられるよなぁ」というわけで、「3,2,1」の掛け声と共におもちゃの銃を突きつけあいます。逃げた場合は生きていますが分け前はもらえません。逃げるか立ち続けるか、ワイワイと遊ぶのが楽しいゲームです。


▲金庫空けゲーム「コードノッカー」の箱
『コードノッカー』
今回の投票ゲーム。ダイスを使って金庫を開けていきます。このゲームはダイス運とどこまでチャレンジし続けるかを判断するのが肝な訳ですが・・・。今回もどの金庫も後一歩のところまでいっておきながら失敗し、次のプレイヤーに根こそぎ持っていかれたという悲しい方がおられました。
▲場の金庫の開錠にかかります。
▲最後まで開け切ればお宝は自分のもの!
暗号破りのプロとなって、金庫を開けて中身をいただくゲームです。ダイスを振って、金庫の数字と同じ目が出れば鍵は開きます。ただし、金庫の中身が手に入れられるのは金庫の最後の鍵を開いた人だけです。「自分の仕事を他人に利用されるのは嫌だけど、今回で鍵を開ききれるかな?」という行くか引くかを問われながらダイスを振るゲームです。

▲再販されないものか・・・
『ワードバスケット』
午前中の投票ゲームの1つでした。久々に遊ぶと単語がでてこない! とワイワイ楽しまれていました。

▲「の」で始まって・・・
▲「か」で終わる言葉はなんだろう?
初心者の人も一緒に遊んでいましたが、基本がしりとり遊びなのでとてもかんたん。慣れが多少必要かもしれませんが、気軽遊べる良いゲームです。

午後〜コンセプトゲームフェイズ〜
▲クレオパトラと建築士の箱
午後のコンセプトゲームとして遊ばれたのが『クレオパトラと建築士たち』です。

プレイヤーは建築士となって、宮殿を造りクレオパトラのお目見えを目指そうとする作品です。箱まで使ってのコンポーネントはやはり圧巻です。
▲宮殿の柱やオベリスク、スフィンクス・・・
▲まさに圧巻のコンポーネントは最高♪
箱を裏返して2階部分とし、宮殿内外を建築していくゲームです。市場に出てくるカードも表向きと裏向きが1:1で混じっており、どうリソース管理をするかが楽しめます。今回は最大人数5人で楽しまれましたが、誰が悪との取引きのしすぎでワニに食べられるのかあけてみるまで分からない緊迫の展開となりました。

▲モアイ像の絵が描かれた「イースター島」の箱
『イースター島』
今回のコンセプトゲームの1つです。4人で遊ぶ競争ゲームですが、モアイのギミックはやはり大人気! 久しぶりすぎてレクチャーにちょっと手間取ってしまいましたが動き始めるとみんなモアイを振ってみたりしながら和気あいあいと遊んでいました。最初にスタートダッシュをかけたプレイヤーが最後にゴールさせられて、2番目に走っていたモアイが重さで勝利していました。
▲モアイの頭から石を入れます。
▲なんとなくほのぼのとした雰囲気がいいですね。
モアイを走らせるだけのゲームですが、ちょっと一工夫があります。1着がゴールした時点で2着と重さ(入っている石の数)を比べて勝っていた方が勝者になります。自分のモアイに石を入れると他人のモアイを進めなければならず。自分のモアイを進めたければ他人のモアイに石を入れてやらなければならない。このジレンマがうまく出来ていてレースが進むにつれていくつ石を入れたか判らなくなっていくのが面白いレースゲームです。

▲古代HARAPPA文明を探索する「インダス」の箱
ダイスゲーだと侮ることなかれ、
運をいかにして戦略でコントロールするかがミソな
『インダス』です。
区画毎のコマの配置数で力関係を競うのですが、
ある区画ではお互い引かずに次々と人員投入される展開が・・・。
▲限られた財宝を4人で分け合います。
▲奥にそびえたつは発掘員たちの塔!
プレイ手順は単純明快、ダイス目によっての盛り上がりが楽しいゲームなので初心者からでも楽しめます。コマを重ねると同じマスのライバルを捕虜にできたりと、悩みどころも多いのでゲームに慣れたプレイヤーも同時に楽しめました。

▲「イシス&オシリス」の箱
ちょっとした合間に遊ばれたゲームが『イシス&オシリス』です。インストを含めても20分程度で遊べるという気軽な駆け引きゲームです。
▲各コマの周囲の+-で得点計算します。
▲みんなで見た後は裏向きに伏せられます。
手番にはタイルを引いて皆に見せた後に裏向きに配置するか、自身のコマを配置するかを選択します。合計得点を競うちょっとした記憶ゲームですが、相手のコマにマイナスタイルをくっつけたり、空いているスペースにコマを置くべきかを悩んだりと、単純な中にも駆け引きがあります。手軽に遊べたため、リソース管理に疲れたプレイヤー達の休憩タイムに使われました。

▲古代文明「メソポタミア」の箱
『メソポタミア』
今回のコンセプトゲームの1つです。比較的新しい作品で、メソポタミアを舞台に「ほんとに子供用ですか?」という題材ですがw とてもよくできたリソース管理ゲームです。
大会では皆初プレイということもあって行動ロスがいくつかありましたが、一番効率よく供物を神殿に奉げたプレイヤーが1手番差くらいで勝利していました。
▲誰が勝っているのかは序盤はなかなか見えません
▲神殿目指して突っ走れ!
四種類ある供物を神殿に奉げたプレイヤーが勝利します。新しい土地を開拓しつつ自分の部族の小屋や聖地を建てていきます。供物をささげるにはマナが必要になりますが一度に取れるアクションが限られているのでどのタイミングでどのアクションを行うかが悩ましい! 色々な要素が詰まっている良ゲームです。

▲発掘と展示のバランスの妙を楽しめる「ミケリノス」
『ミケリノス』
今回のコンセプトゲームの1つ。よくできた陣取りゲームです。リソース配分とその投入時期に四苦八苦します。
今回は美術館を重視したプレイヤーと遺物集めを重視したプレイヤーが激突しましたが、遺物の数と全種類をそろえたボーナスで後者のプレイヤーが勝負を制しました。
▲美術館とパトロンの皆さん
▲発掘員たちの縄張り争い。コマの配置がプレイヤーの主張を反映しています。
古代の遺物を発掘する人となって遺物を集め、その価値を競います。。ただ遺物を集めるだけでは価値は高まりません。パトロンを通じて美術館のよりよい場所を確保しなくてはいけないのです。
メカニクスとしては発掘場と美術館の2つの場の陣取りです。限られたリソースをどう割り振っていくか、どのタイミングで置くかと悩ましいことこの上ありません。バランス感覚が重要です。

▲考古学者として成功を目指す「テーベの東」
コンセプトゲームの一つ『テーベの東』

ヨーロッパで調査し知識を蓄え、助手や乗り物を手に入れてエジプトでの発掘を成功させようというゲーム。女性の方々にも楽しんでもらおうと選択しました。
▲様々なカードを集めて発掘を成功させよう!
▲ヨーロッパで調査して、エジプトで発掘♪
攻めのパターンが速攻や堅実など様々あり、様々なリソースをうまく管理することが必要となりますが、その勝敗を分ける部分はまごう事なき運に左右されるため、どの戦略も優劣ないのがいいゲームですね。出来る選択肢は分かりやすく、初心者でも比較的違和感なく遊べるリソース管理ゲームではないでしょうか?

豪運を信じて速攻戦略に出たプレイヤーの先行逃げ切りかと思われましたが、地道に手を広げたプレイヤーが最後は展示会をうまく開けて逆転勝利となりました。「さー、引けるかな」という緊迫感が楽しいゲームですね。

▲絶版とのこと・・・。
今大会の隠れた名作『ウルランド』
毎ターンプレイヤー2名が必ず始めに除外されてしまうという少し変わったゲームです。

プレイヤーはIchtoと呼ばれる原始種を、その時代時代の神が選んだであろう島を目指して、繁殖、突然変異、上陸させます。自らも神となる手番があるのですが、その際は「神なので一切の干渉ができません」。次期神のプレイヤーも干渉できず、それ以外のプレイヤー達が、神だったころの記憶を頼りに神の心を読み、自らのIchtoの繁栄を目指します。
▲この島は俺達が独占したァ!
▲初期は世界中に散らばるIchto達・・・
始めは海にたくさんいたIchtoたちは次第に陸上に上がっていき、
中盤以降、強力な突然変異を引き起こすと、強度な淘汰により全体の個体数が減る、というように、コンセプトとゲームの進行・雰囲気がよくマッチしたゲームです。
自らのIchtoが絶対に得しない選択肢を選ばざるをえない神のジレンマも味わえます!

▲古代エジプトの絵が描かれた「ラー」
重たいゲームに疲れた方々が最後の締めにと遊ばれたゲームが『ラー』です。

1999年ドイツゲーム賞2位に輝き、巨匠ライナー・クニツィア氏の代表作でもある本作品はルールを知っている方も多く、定番ゲームでもあります。
▲時にはこんな鉄火場にもなってしまいます
▲ナイル川を集めて見事勝利♪
互いの立場を読みあいながらの競りゲームです。どこで競りを行うかのタイミングが偶然(タイルがめくれたとき)と意志(ラー駒)の2種で発生するため、その駆け引きは見事です。また、得点計算システムが見事なバランスで、様々な戦略がうまく絡み合って観客としても楽しめました♪

ゲームは他プレイヤーのぶつかり合いの隙をついて、ナイル川タイルを10枚以上集めたプレイヤーが数点差を維持して勝利をおさめる展開となりました。「やっぱりいいですね」と久々に遊べたことが喜ばれて何よりでした。

▲古代ギリシャ都市「アッティカ」
大会終了後の延長時間に、ふと夕方に顔を出してくださった方を囲んで遊ばれたのが『アッティカ』です。

2人でも十分楽しめる本ゲームは、今回は4人で楽しまれました。
▲自身の町を開拓していきます。
▲果たして全ての町の開拓が出来るのでしょうか?
4隅に置かれた神殿を自身の町だけで結ぶことが出来れば勝利となるため、互いにそれだけは避けようと牽制しあう展開になります。結びきれなくても自身の町タイルを全て建設し終えれば勝利となるため、効率よく建てるリソース管理をしながらも、他プレイヤーの「神殿をつなごう」という行動へのプロテクトに回されることも多く、なかなか思い通りに進みません。

2回にわたり遊ばれましたが、なんと3人がかりでも押さえ込めず隙をついて神殿を結んで逆転勝利という展開となりました♪

▲未知な生物作り「クアークス」
大会当日には遊ばれませんでしたが、準備段階で目を引いたゲームが『クアークス』です。

カードをつないで未知なる生物を作り出す絵に思わず目を惹かれてしまいます(^^;
▲勝者の3生物がこれ!
▲無敵の強さを誇った肉食獣「PINGING」
プレイ感はかなり独特というか不思議な感覚のゲームですね。植物界、草食動物界、肉食動物界の覇者を自分の生物でしめることが出来れば勝ちというもの。弱肉強食の戦いは戦闘前から降参することもでき、絵柄を見ながら今回は勝てそうかなぁ、やっぱダメかなぁと考えるのを楽しむゲームですね。

ゲームは食物連鎖もあって無敵の強さをゲーム中盤以降誇った「PINGING」に皆が敗退し、結果全世界を制覇されてしまいました。異色のゲーム感が印象的ですね。

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