藪の中

藪の中
藪の中
プレイ人数2〜4人
プレイ時間20分
販売元oink games
デザイナー佐々木隼
評価★★★★★

藪の中 【犯人はお前だ!……たぶん】

容疑者の中から真犯人を見つけるのが(表向きの)目的。
8枚ある人型タイル、裏側には2〜8の数字が描かれた7枚と、何も書かれていない1枚があります。
何も書かれていないものは予備ではなく、ちゃんとゲームに使用しますんで注意。

タイルを裏向きでよく混ぜたら、縦置きの3枚+横向きの1枚を場の中央に並べます。
縦置きの3枚が今回の事件の容疑者、横向きの1枚が被害者です。

残った4枚のタイルはプレイヤーに配られます。
各自、タイルの内容を見たらタイルを右隣に回します。
今回の事件とは無関係のタイル2枚の情報、これを事前に持った状態で捜査を開始するのです。

まず親が、場に並べられている容疑者の中から2枚を選んで、内容を確認します。
その後、容疑者の1人と被害者を交換しても構いません。
「おいおい、それはどうなんだ!?」って気もしますが、推理小説によくある
被害者が実は真犯人だった!ってのを手軽に行うためのルールなのでしょう、きっと。

事件の真犯人の決め方ですが、3人の容疑者の中で書かれている数字が一番大きい奴になります。
例: 7、6、2だった場合、その中で一番大きな「7」が真犯人です。
ただし容疑者の中に、赤で「5」と書かれたタイルがあれば、判断基準が逆転。
つまり数字の一番小さい奴が真犯人になります。
例: 7、5、2だった場合、その中で一番小さな「2」が真犯人です。
あ、何も書かれていない奴は絶対に真犯人にはなりません。
毎回必ず「シロ」ってことです。


以上のルールを踏まえた上で、親は目星マーカーを容疑者の1人に配置します。
後は時計回りで順番に、親が目星をつけなかった容疑者2人の内容を見て、自分の目星マーカーを置いていきます。

全員が目星をつけ終わったら容疑者タイル3枚を表にして、真犯人を決定します。
見事に真犯人を当てていたら、自分の目星マーカーを手元に回収します。
残念ながら誤認捜査をしていた場合、目星マーカーを裏向けにして引き取らねばなりません。(失点マーカー)

ところで、冒頭で「容疑者の中から真犯人を見つけるのが(表向きの)目的」と書きましたね。
つまり、もう一つ目的があるわけです。
それは他プレイヤーに失点マーカーを押し付けること。

既に誰かが目星をつけている容疑者に、自分のマーカーを配置する時は、上に重ねるようにします。
これ重要!
で、それが誤認捜査だった場合、一番上にマーカーを置いてたプレイヤーが、重なった全てを裏返して(失点マーカーにして)引き取らされてしまうのです。

早い話が上手く誘導して後手番プレイヤーをハメちゃえってコトですよ!
ゲームの終了条件および、勝利条件に関わってくるので、いかに上手く騙すかが非常に大事になってくるのです。
もっとも、押し付けてるだけでは駄目で、適度に真犯人を当てる必要があるのが絶妙なのですなあ。
心理戦と理詰めの両方がバランス良く必要なゲームと言えましょう。


シンプルかつ悩ましい良作。
この完成度で国産ってのが嬉しいですね。
海外メーカーが権利を買ったみたいで、海の向こうでも売り出されるって話ですよ。
最近のオススメの一つであります!

【関連HP】
http://oinkgms.com/
http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-1707.html
http://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=4754


2011-5-11 23:10 投稿者: 北野 (記事一覧) [ 4263hit ]
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moguraの感想
カードゲームをあまりしないモグラでも、本作はその作者の切れ味に感動しましたね。1〜8の数字を使った数字ゲームなのですが、1や5の特殊能力がうまく設定されていて、飽きがこず遊べるのもすごいです。ルールもシンプルでプレイ時間も短いので、普段ゲームしない人にもおすすめです。

また、世界観も芥川龍之介の短編小説「藪の中」をモチーフにしたところがGoodですね。小説を知らない人でも、サスペンスドラマに慣れてる日本人ならではの入りやすさを味付けしてくれてます。

評価:★★★★
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